【多様性】の時代だもんで うちの多様性をみつけてみた
最近「多様性」とよく耳にする
人間の個性や特性・性別・性自認・人種・宗教・障がい・学歴・考え方・趣味などさまざまな人間がいて みんなが自分らしく生きていく
そんな時代になってきている
ちゃんと理解できているかわからないがセーラー服を着たおじさんや角刈りのおばさんがいたっていいじゃないかってことなのかな
なので おそらくコレが多様性か! ってのを育った環境からみつけてみる
母のひげそり
ワタシの実家は電気屋だった
父がお客さんの自宅へ出かけているときは母が店番をしている
ある日ワタシが店へ行くと 店番している母がいて父の姿はなかった なのにヴィ~ンと電気シェーバーの音がしたのだ
「ん?」
とおもい振り返えると 母が父の電気シェーバーで自分のひげを剃っていたのである
しかもちゃんとジョリジョリと音がしていたのだ
母のヘアスタイル
姉の友人の美容室へカットしに行ったとき
この間 お母さん来てくれたったよ~
あ!そうなんだ
どのようなスタイルにする?って聞いたら
「たかしちゃんのようにしてちょうだい!」っていわれて!
たかしちゃん!?
どこのたかしちゃんかとおもったら反町隆史だった(笑)
はじめてだなぁ女の人で反町隆史のようにっていうひと
じいちゃんのマニキュア
じいちゃんは手の爪にいつも透明のマニキュアを塗っていた
幼いころ「なんで男なのにマニキュアを塗るんだろう…」と不思議だったが聞いてはいけない気がして聞けずにいた
ある日じいちゃんの部屋に行くとちょうどマニキュアを塗っていたのでなぜ塗るのか聞いてみた
理由は単純に爪が弱いからだった
当時 ほかの人が見たらきっとオネェとおもうだろうに 男なら割れてるくらいの方がまだマシじゃない?とおもったワタシはいまの時代なら時代遅れである
ばあちゃんのパンツ
ワタシが実家に住んでいたころ 父がお婿さんなので母方のじいちゃんばあちゃんと暮らしていた
親戚にばあちゃんが多いのでうちのばあちゃんは”せっちゃんばあちゃん”と呼ぶ
せっちゃんばあちゃんはきょうだいが多く むかし苦労して育った経験から 断捨離をすることができなく自分の洋服などあふれ返っていた
きれいで新しい服があるのに「もったいない」といって いつも着古した服を着ていたのだ
それが服ならまだしも 下着もだった
その下着が自分のならまだしも じいちゃんのブリーフだった
そのブリーフが新品ならまだしも じいちゃんのおさがりだった
なのでゴムが伸びきったダルっダル!のブリーフをはいていたのである
たまに よる廊下に出るとトイレに向かう下着すがたの寝ぼけたせっちゃんばあちゃんが出現する
ダルっダルブリーフなのでパンツはずり落ちていて 普段ショートヘアのカツラをかぶっているが夜は外すためてっぺんが薄いロングヘアになる
なので そのすがたは半ケツの落ち武者がさまよっているようだった
母に「おかあちゃん!もし道端でたおれて救急車で運ばれてズボンおろされたときブリーフはいてたら男だと思われるでしょ!」と怒られていたが聞く耳持たず
せっちゃんばあちゃんがフラッと出かけときは倒れませんように転びませんようにと家族は祈るばかりだった
以上 うちの多様性でした
ありがとうございました