ふたりめ いざ出産!
ふたりめの妊娠初期からあれやこれや試練が次々やってきては乗りこえてきたが やっと出産予定日をむかえた
またもや生まれる気配はまったくなかった
予定日から5日がすぎ検診で医者に言われたことは
「明日までに陣痛来なかったら入院ね!」
ひとりめの娘のときみたいに先生に子宮口ぐりぐりされて人工的におしるしを起こすのは痛いからイヤだし
入院費高いのに生まれないというだけで入院もイヤだなぁと思い
病院から帰ってきてから娘と遊びをかねて激しめに体を動かした
※妊娠中激しい動きは絶対オススメしないのでマネしないでね!!
その夜は疲れて早めに寝たが 夜中1時くらいに「うんこ!」と目が覚めトイレにかけこんだ
寝ぼけながら「この腹痛の感じは下痢だな…」とトイレで数分キバっていたが全然出てこなくて首をかしげながらお股をふきトイレットペーパーをみてみると出血していたのだ!
「あー!これが かの有名なおしるしか!」
と自然に起きたおしるしに感動したのもつかの間
「あれ?おなか痛いのにうんこでないし おしるしきたし… あ!これ陣痛かぁ!」
とやっと陣痛に気づき単身で離れているダンナと病院に電話をし 入院準備をしてすぐ来てくださいといわれ 娘を母に託しひとり病院へ向かった
夜中だったからなのか医者はおらず 助産師さんが子宮口の開きを確認してくれた
「旦那さんはどのくらいでつく!?」
2時間もあれば来れると思います
「あー!間に合わないかも!」
といわれた
陣痛の間隔と子宮口8㎝の開きから2時間以内に生まれるかもしれないと告げられたのだ
今回は産婦人科病棟が暇だったらしく陣痛室ではなく分娩室へとおされ陣痛にたえていた
いち度出産を経験しているのでだいたいの陣痛の痛みはわかると余裕ぶっこいていたが痛みがMAXになるにつれ
「あぁ!そうだ!こんな痛みだった!」
と娘のときの陣痛の痛みをそのとき思い出したのだ
でも陣痛に耐えながら頭のなかではある事でいっぱいになっていた
ワタシには「絶対に膣を裂けさせない!」というミッションがあった
とてつもない痛みのなか「絶対裂けさせないぞ~…」と強い信念をもち陣痛に耐えた
すると段々に手足がしびれてきてそれを助産師さんに伝えると
「過呼吸だね!」
とさすが医療従事者!すぐ過呼吸と判断しビニール袋を渡され
「袋の中で呼吸して!」
と指示された
とてつもない痛みのなかビニール袋でスゥーハァー…スゥーハァー…し「絶対裂けさせないぞ~…」と強い信念をもち陣痛に耐えた
「そろそろイキんでみようか!」
といわれ強くイキんで頭がでた
「もうイキまないで~」
といわれキタっ!と思い一生懸命イキまないように頑張った!
「肩出たよー!はーい!生まれたよ~」
といわれて安心感と達成感と充実感で満たされた✨
うんこと勘違いした陣痛から4時間で
無事AM5:48 息子をこの世に 裂けずに出したのである
そのあと医者が「いやぁ間に合わなかったかぁ」といいながら分娩室にきた
「おめぇ!おせーよ!」
と思いながら病室へ向かった
病室で助産師さんに「前回のお産で出血多量だったため 子宮の戻りをはやくするための子宮収縮剤を点滴しますので痛みが強いときは 痛み止めを出しますのでお知らせください」といわれた
うん…痛くなってきた 陣痛が終わったのになぜまた痛みに耐えなくてはならないのだと思い 痛み止めをおねがいした
助産師さんは座薬を持ってきてくれ「入れてあげますね~」といってズボンをおろされた
「あぁ~… あらぁ…」
とためらったあと
「ごめんなさい!」
といわれてズボっ!とつっこまれた
一瞬「オゥ!」となりながら なんのためらいと謝罪なんだろうか…とそのとき思ったが
のちにイキミのときの圧で痔になってしまったことを知り理解したのだ
少し仮眠をとりAM9時くらいにダンナと娘がきて
「おめぇ!おせーよ!」
と思いながら息子を抱かせてやった
出産後なんだか娘に会いたいなぁと恋しく思っていたので娘にベタベタくっつき「弟だよ~お姉ちゃんになったね」と息子をみせたら興味なさそうに
「エサやった?」
といわれ早々に帰られてしまった(笑)
なんだろうか今回の出産は医者も旦那も来ない 病室はひとりだし愛娘にはあしらわれ孤独を感じる出産だった
でも天国にいるせっちゃんばあちゃんはきっと降臨し寄りそってくれたにちがいない
ありがとうございました