【素直】じゃないばっかりに損をした…若い頃のエピソード
ワタシはいまで生きてきて素直じゃないがために損をしてきた
若いころはプライドが高くて素直じゃなくかわいくない自分だったが年齢を重ねるうちに損をしていると気づき素直になっていった
エピソード1 あやまれない
ワタシが中学生か高校生の頃 兄と夜中に家を抜け出し兄の運転でドライブに行った
午前様になって兄とそー…っと帰宅したがまさかの母が仁王立ち!
『本日は泥酔デイじゃないのね!????』と心の中で思ったのもつかの間 すごい剣幕で
「あんたたち何時だと思ってんの!!」
と怒鳴り散らした
「こんな時間に抜け出して!あんたは学生だし!あんたは妹を夜中連れて何してんの!!!!」
と一発ずつ頭を叩いた
兄はすぐさま
「ごめんなさい!!」
とあやまり母に「お前は行ってよし」と許可が下り共犯者が目の前からいなくなった
ワタシは心の中で『えー!!ごめんなさいのヒトコトで許されれるの!?』と思ったがいっさいあやまることができなかった
母はずっと怒鳴りながらワタシの頭と頬を叩き続けた
ワタシはずっと下を向いてふてくされ涙を流すこともなくただそれに耐えていた
『なんか耳が遠くなって吐き気してきたなぁ・・・』と思っていたら姉がきて
「もうやめて!えめたんが脳震とう起こしてフラフラしてんじゃん!」
と母をとめてくれた
その後の記憶があいまいだ・・・姉が「大丈夫か」と座らせてくれたような気もするし ガクっと膝から倒れこみしばらく四つん這いだったような気もする
ワタシたちきょうだいはじいちゃんや母に怒られるとき叩かれて育った なので夜中であろうが姉が心配をして見に来てくれたんだろう
いやもしかしたら野次馬感覚でのぞきにきたのかもしれない(笑)
当時ワタシがあやまらなかったのは「悪い」と思っていなかったからだ『なんであやまらなきゃならないの?』とさえ思っていた
ワタシの気持ちは
「いつもふたり夜パチンコに行くは 飲みに出かけるはで子供に無関心なくせにほっといてよ」
という気持ちだったからだ いま思うと反抗期でもあったのかもしれない
いま自分が母になり未成年の子供たちが似たようなことをしたら すごい剣幕で怒るだろう・・・というか怒る!
でもワタシはただ怒るのではなくこんなことされたらとても悲しい気持ちになる 自分の命よりも大切な存在だから危険なことはやめてほしいなど『母親としての気持ち』を伝えている
”怒る”ではなく”叱る”ということだ
ワタシはHSPで泣きながら子供たちに熱弁するので叱られているときの子供たちはちがう意味でビビってることだろう(笑)
エピソード2 恋愛
若くキャピキャピ恋をしていた頃 なんであの時あんな返事をしたのかと後悔したことがある
とても好きな人がいて でも彼には他に好きな人がいた
彼に好きな人がいるのは知っていたがワタシは好きという気持ちがパンクしそうで彼に「好きだ」と伝えた
すごい悩んで考えてくれたであろう・・・多分(笑)
彼は意中の人に想いを伝えるまえワタシに
「もし自分が告白してダメだったらお前と付き合うなんてイヤだろ?」
と言ってきてワタシは
「わからない・・・」
と答えた
今でも覚えているのは『おい!おい!えめたんよ!わからないじゃないだろ!それでもいいと言え!!!!!』と心の中でもうひとりの自分が言ってくる
でもワタシは言いなおすことはなかった
素直じゃないなぁ・・・ホント素直じゃない!!かわいくない!!
このときのワタシの気持ちは「好きだから全然それでもいいです!告白して彼がフラれますよううに!」と思っていた(笑)
結局彼の告白はうまくいきワタシの恋破れたり・・・💔
あのとき「それでもいい!」って言えなかったのはなんか必死っていうかみじめっていうか・・・とにかくプライドの方が勝ってしまった
人によっては「それで良かった!自分を安売りするな!」と言ってくれた人もいた
いまのワタシなら「え!全然それでもいいです!」って大安売りできるのに・・・ならないか(笑)
でも昔よりは自分の気持ちを正直に話せる自信はある!
エピソード3 泣かない
みなさんは結婚式に出席したとき感動で泣かない花嫁をみたことはあるだろうか?
ワタシはある
親友と自分だ
ワタシにとって結婚式といえば終盤にかけて感動が最高潮に達し会場の人間みな涙のイメージだが
親友も自身の結婚式で泣かなかったしワタシも自分の結婚式で泣かなかった
親友は「結婚式で新婦が泣く意味がわからない」といっていた(笑)
ワタシは感動しないのではない!なんなら涙もろいしめっちゃ感動しているのだ!
ワタシはなかなか人まえで泣けない!要は「素直じゃない」ってやつで 泣き虫のくせして意地でも我慢してしまう 泣くことを我慢するので毎回のどがイタくなる
なので自分の結婚式のとき「新婦から両親への手紙」が最高にイヤで自分では読まず司会者に読んでもらった(笑)
自分の両親が亡くなったときも泣かなかった父すら泣いたのにワタシは意地でも泣かないかわいくない花嫁だった
いま思うと友人の結婚式でも泣いたことがない(笑)でも心の中では号泣しているのだ
こんなワタシなのでお涙ちょうだい映画も苦手である ひとりならいいが人と観たいとは思わない
ちなみに「火垂るの墓」を観たとき開始数分で涙ボロボロだった
小学生のころ父にススメられて観た「禁じられた遊び」も大号泣だった
悲しい映画は観ていてツラく落ち込んでしまう
ひとより感受性が強くひとより素直じゃない人間だ でも近年涙もろくなって子供のまえでも泣くようになった
単なる歳である
エピソード4 喜ばない
ワタシは若い頃 人にほめられると ありがとう!なんて思えず「絶対そう思ってないでしょ」と思っていた
自己肯定感が低くコンプレックスが強いためほめ言葉は素直に受け取れなかったのだ
特に見ためについてのコンプレックスが強くほめられるとそれは社交辞令だと思い込み落ち込んでいた
ホント素直じゃない(笑)
「カワイイ!」といいつつ陰でボロクソいっている人間をみてきたからかもしれない
もし!ほめ言葉を素直に受け取れていたら恋愛もうまくいったり人生変わっていたんじゃないかなとも思える
なぜなら ほめられたときの人間の表情をみたとき 「うれしい!」とか「ありがとう!」と受け取れた人間がいちばんいい顔をしているからだ
「えーそんなことないですよ」と一瞬で顔が曇る人間や
「はぁ?」と不機嫌になる人間もいた
あくまでワタシ個人の意見だが「かわいくない!」
どんな顔立ちだろうが素直に受け取っている人間の方が輝いていて「かわいい!」と思う
でも人間だもん謙遜もするよなぁ 謙遜も大事かもしれないがやっぱり笑顔がいちばんなので謙遜しつつ嬉しい感情を出した方が得だ
常に自信がなく自分の笑顔がキライな過去の自分もそうやってかわいくない表情になってたんだろうなぁ
「もっと素直に笑顔でいろ!」と過去の自分に教えてあげたい!
笑顔は人も自分も癒し 時には武器になる
素直になれないって結局のところ自分の気持ちをごまかしていたり気持ちにウソをついているため結果自分のなかでモヤモヤや違和感になり後悔となる
歳を重ねるにつれ素直になることで笑われたり変な目でみられるかもしれない でも恥をかいてもモヤモヤ違和感な気持ちになるよりいいような気がする
そして子育てにおいても自分みたいに育たないよう「素直」を子供たちに態度で見せて教えていかなければならないと考える
なにか学校でいいことがあったら一緒に喜ぶ
失敗や悲しいことがあったらなぐさめる
親だろうが子供に対してなにか失礼なことをしてしまったらちゃんと謝る
そうエラそうにいってても親としてまだまだ成長途中のワタシでした・・・
ありがとうございました