ある年の【クリスマス】靴下に入っていたものは・・・
メリークリスマス🎄
気がはやいがワタシは1年のイベントの中でいちばんクリスマスが好きだ
なぜだかわからないが小さいころから好きで12月に入るとソワソワし 実家の電気屋の店内にクリスマスソング♫を流して飾りつけを楽しんだものだ
そしてサンタさんの存在ももちろん信じていた
うちには煙突もなければワタシの部屋には窓もない
どうやってくるのかは分からないがそれでも「サンタさんはくる!」と信じていた
父もよく「クリスマスの日は外からサンタのスズが聞こえてくるんだよ ホラ!いま音がした!」といってムードを盛りあげ期待を高めてくれていた
でもある年のクリスマス
”サンタはいない・・・”と確信するある出来事が起こることになる
小学校中学年のころ 自分のベッドに1mくらいのデカい靴下型の袋をスタンバイしサンタさんを迎える準備をした
母と姉が「ちょっとデカくない?欲張りだ・・・」などとヒソヒソ話していて地獄耳のワタシには聞こえていたがなんのその!だった
学校の同級生にも少しずつ「サンタはいない」というやからも出てきていたため ワタシも100%の自信はなかったが「いる!!!」と信じて眠りについた
朝起きて何よりも先にデカい靴下に目をやると膨らみがあった!
あのときのトキメキと嬉しさ今でも覚えている
「信じてよかった!」と心からおもった
そして「おもちゃが入っているに違いない!」とワクワクしながら袋のなかをみて一瞬で奈落の底に突き落とされた
入っていたのは姉が毎月購読している”りぼん”の付録だった・・・
ワタシは泣きながらまだ眠っている姉の背中をガンガン蹴り姉に怒られ母にも怒られた
姉は「おかあに何か入れてあげてって言われたから入れたんだ!」と説明してきたがワタシは家族とサンタさんに「裏切られた!」とおもいショックすぎてただただ泣くことしかできなかった
そんな最悪なクリスマスを経験し 月日が流れまたクリスマスの日がやってきた
いちおう10%くらいの希望をもって前の年と同じデカい靴下をスタンバイしたが入っていたのはパチンコの景品のお菓子だけだった
母の計らいだろう
こんな体験をしてきたワタシだが40代になってまたサンタさんを信じはじめている自分がいる
ありがとうございました