いたずら ~それはワタシにとっての青春~
中学生のころ親友さゆりと よくいたずらを考えては実行していた
校長が朝礼で注意喚起をするくらいのいたずらもあったりで あせりもあったが スリルと笑いが日々の心を潤していたので一種の中毒のようにやめられないものだった
今の時代だからいえない内容のいたずらもあるが かわいいいたずらを思いだしてみる
いちばん思い出すいたずらは 学校の駐輪場にある自転車がターゲットで はじめのころはサドルを尋常じゃない高さで固定するとか サドルを抜き取りカゴに入れとくとかそんなちょっとしたものだったはずだ
しだいに物足りなくなり 向上心のかたまりのワタシたちは ターゲットの友達が駐輪場に来るタイミングでサドルを外し車体をひっくり返して車輪を回し 離れたところで観察するというものにステップアップした
ターゲットの多くはカラカラ回る車輪を3秒くらい見つめたのち我に返り 「だれだ!?だれだ!?」とキョロキョロまわりを見渡す行動に出る
次に思い出すのが 音楽室の黒板の上に飾ってある音楽家たちのサイン色紙をどかし 色付きチョークで壁にブサイクに誇張した友達の似顔絵を描いてそっと色紙を戻すというシンプルなものだ
シンプルといっても 当時ものスゲー厳しい吹奏楽の顧問が見つけたらものスゲー剣幕で怒り部活停止はまぬがれないが 色紙をどかす大掃除のころにはワタシたちは卒業していたので
カワイイ後輩へのいらずらではなく試練として先輩からのプレゼントみたなものである
高校生になり今度は後輩みゆきといたずらに明け暮れた 放課後下駄箱にある全校生徒の上履きを売り物のように整えたり
先生方からの連絡が書いてある黒板の内容を 日直が各々のクラスの黒板にそれを書くというシステムを利用して
「体育委員会はバイテク室に集合」や「マウンテンバイク禁止」などテキトーなことを書いては全クラスの黒板に書かれているのをみて大笑いをしていた
まだまだいっぱいあるが今回はここまでにしておこう
いまやワタシも大人になって子供を持ち あの頃をなつかしみながら懺悔のキモチを抱きつつ 息子の弁当のハシケースにハシ3本入れてみたりして怒られている
ありがとうございました