友達の息子に【マウント】をとってしまった結果・・・

10年以上まえの話
友人が小1の息子を連れてわが家に遊びにきた
彼はゲームが好きでWiiのスーパーマリオブラザーズのソフトを持参しわが家のWiiで遊びはじめた
ゲーム好きなワタシは友人と会話しながらもテレビに映るスーパーマリオに釘付けでプレイしたくてウズウズしていた
友人の息子は小1ってこともありまだまだうまくプレイすることができず見ていてじれったくなり
「かして!」
といってコントローラーをぶん取り華麗にゴールした
友人の息子が「おぉ!スゲー!」と喜んでくれ
当時3歳のわが息子もはじめてみるスーパーマリオに目を輝かせてみていたため
小1の幼い男の子にマウントをとるべく
「えめたんは”高橋名人”なんだよ!」
と言ってしまった
友人の息子にとって”『高橋名人』とはダレ?”だろうが 友人が笑ってくれたのでその場はそれでよかったのだが
それからというもの友人の息子はワタシのことを『高橋名人』と呼ぶようになり時には『師匠』と人前で呼ぶようになってしまい
ある日 ワタシが別の友人と遊んでいたとき偶然その息子に会い「高橋名人!」と話しかけられた
友人から
「高橋名人って呼ばれてるの?」と笑いながら質問されたが
とりあえずワタシは遠くを見つめて無言を貫き通した
おそらく友人は
「こいつ・・・小学生に”高橋名人”と呼ばせて優越感にひたってんな・・・」
「小学生を子分にしていばってる中学生かよ・・・」
と思っていたにちがいない
イオンの人混みで出会ったときなんて「高橋めいじ~ん!」と遠くから呼ばれるたびにとても恥ずかしかった(笑)
彼が中学生くらいまでワタシは高橋の名人だったわけだが 実は彼が小学校高学年の頃ゲームソフトも進化しあきらかに自分よりうまくなっているのに気がついた
そんなときは自らコントローラーを握ることをせず「いまのは○○したらクリアできたかもね」などと言うだけにして師弟関係をたもっていた
まだまだ「名人」の座を譲り渡すわけにはいかない
そんな彼も今や立派な大学生になり わが息子に見習ってほしいくらいのいい子に育った
将来 良きパートナーをみつけ結婚式をすることになった暁にはぜひ
『高橋名人』で招待状を欲しいものだ
ありがとうございました