住むには過酷な【社宅】

ワタシがいま住んでいる社宅は築50年くらいのかなり昭和な一戸建てだ
各部屋せまく すき間風もあり外への音漏れがスゴイのでプライベートだだ漏れ
そんな古い家に住むといろいろなエピソードがあるものだ
夏
ここの地域は夏最高36℃になる日もある
それなのに社宅にエアコンはついていない・・・
今どきエアコンがついてないなんて・・・
つけてくれよ・・・
なので窓用エアコンをつけているが猛暑日には頼りない涼しさだ
居間と子供たちの部屋しか窓用エアコンをつけていないので火を使う台所での作業は死にもの狂いだ!
もちろん虫の訪問も多い・・・今年はなぜか2階の子供たちの部屋に夜な夜なコオロギが出現し息子の悲鳴が外にも響いていた

冬
冬は寒い年は最低-13℃になるときもある
近くの観光名所の池には白鳥が来るが池が凍っているため氷の上にただ立っているだけの白鳥を見ることができる
そんな寒い地域なので各部屋に石油ファンヒーターなどの暖房を設置しないと暮らしていけない
寝るときは暖房を消すので重度の冷え性のワタシは電気毛布のお世話になるが電気毛布を使っても室温が低いため鼻や頬がスゴイ冷えている
朝 布団をたたむため窓を開けたいのだが窓がガッチガッチに凍っていて開かない日もある
夏の暑さで死にそうになる台所も冬は寒さで死にそうになる
運動前に食べるバナナを台所に置いても寒さで全然熟さないため居間に吊るして追熟させるので部屋がドンキーコングのステージみたいになる
気密性なんてないため各部屋が極寒になるが 冬いちばん大変なのが裸になるお風呂である
ハッキリ言って寒さは外!露天風呂と変わりない!入るまえに石油ファンヒーターで風呂場を温めるが頭や体を洗ったりしているときやはり寒い
そんな寒い古い家なもんで水道管が凍らないように毎日寝る前に4か所の水抜きをし朝には台所とトイレを寝ぼけながら開く・・・
極寒になった日は日中に水を使わないと凍ってしまうのでたまに蛇口をひねって凍ってないか確認しなければならない・・・
トイレ
わが家のトイレは和式タイプで簡易便座を置いて優雅に座りながらうんこできるが 暖房機能がないため便座カバーをつけなければならなく
たまにトイレ掃除のため便座カバーを外しているときに誰かトイレに入ると
「キャ!」や「OH!」と声が響く
無カバーの便座が冷たすぎて自然と声が出るのだ
近所に新聞販売店があり配達員の方々が外に出てタバコを吸いながら楽しく会話をしている
会話の内容がトイレに聞こえるのでわが家の悲鳴も彼らに聞こえているだろう
トイレに換気扇がなく窓を年中開けているため配達員の方々にはいろいろな音を聞かせているかもしれない
閉めればいいのだが閉め忘れてデカい音の屁をしちゃったりするので絶対聞こえている
たまに彼らの会話が止まるのも屁のせいかもしれない(笑)
そしてわが家のトイレの醍醐味はうんこが落ちるときの音!
説明がむずかしいが 水洗の和式ぼっとんなので和式便器に落ちたうんこが奈落の底に落ちるときに音がする
イメージしたくないだろうが ぜひしてほしい
いちど和式便器にたまったうんこが重みにたえられず落ちていくイメージ(笑)
そんなにいい音なわけではないが 何日かたまった大量のうんこが出たときには
ドーン!!
と大砲のような音とわずかな振動がある(笑)
そして大きな音と共にトイレの引き戸がカタっと揺れる(笑)
玄関ドア
ある日 家を出ようと玄関のドアを開けたらストン!とドアが落ちた
え?・・・
としばらく考えていたら外れたドアが倒れそうになり慌ててドアノブを引っ張り外れたドアを抱きしめたがスゲー!重いの!!
あんなに軽く開け閉めできているドアがこんなにも重いなんて!きっとドアもそう思われて恥ずかしい気持ちになっているに違いない
ドアを抱きしめながらママ友に「助けてー!」と電話した
彼女は旦那さんが単身赴任のため家のことやDIYなどを難なくこなすことができるワタシの救世主である
工具箱を持ってすぐかけつけてきてくれた!
「応急処置だけど!」といってひとりでドアを直してくれたのだ!
応急処置とはいえ10年近くたった今でもドアに異常はなく使えている
マジ感動!!感謝です
そんなこんなで暑いし・寒いし・障子は多いし・トゲとか刺さるしで住むのに大変な社宅だがじいさん・ばあさんと同居していないわが家は皆の都合がいいので
子供たちの友達ファミリー4家族や多いときは6家族でうちに集まったりとわが家が公民館化しているのも楽しくてよい
ありがとうございました