うちの息子虫垂炎で【手術】だってよ

先週 放課後学校にいる息子から「なんかすごい腹いてぇ」とLINEがきた

息子は今年2月に函館旅行間近に初の虫垂炎になり抗生剤で炎症をおさえている

そして９月にまた虫垂炎になり同じく抗生剤で炎症をおさえて様子を見た

医者からは「半年前にも虫垂炎になっているのでいつかは大きい病院で検査して手術でとったほうがいいかもしれないですねぇ」といわれていた

今回 9月から2か月しかたっていない腹痛なので”虫垂炎ならば ひょっとして・・・”といろいろ頭をよぎり

「何をのんきに学校で遊んでいるんだ！とりあえず早く帰って来い！」と帰宅させかかりつけの病院を受診した

触診で痛む場所とおなかを押して離したときの痛みから「虫垂炎でしょう！」と診断され大きい病院への紹介状をもらった

3回目の虫垂炎である

ちなみに今回修学旅行間近だ(笑)

息子

俺は旅行となると虫垂炎になる呪いがかかってんのか？

と冗談もいえる息子だったがみるみるうちに症状は悪くなり 何回も嘔吐し夜は腹痛で睡眠も浅く 眠りについても苦しいからか何回も寝返りをうっていた

翌日になり抗生剤の薬を飲んでも30分しないうちに吐いてしまうので心配していたが大きな病院から「今すぐ来てください」と連絡があり急遽受診し血液とCTの検査をした結果

「やはり虫垂に炎症があります」

といわれ2つの治療法を提案された

1. 抗生剤の点滴をうってしっかり炎症をおさえて長期休みに手術するか
2. すぐ手術か

医者も1週間後の修学旅行のことを気にしてくれて”どちらの方法でも修学旅行に行けると思う”とのこと

ただ 息子はどちらの治療法でも不安をかかえて修学旅行へは行きたくはないと修学旅行はキャンセルの一択だった

ワタシ

ん～・・・

どっちの治療がいいかね？

とブツブツつぶやいていたら

息子

もう手術でとってください

と医者に息子が言った

えー！！！！即決！？

とビックリしたが そこから手術の同意書へのサインやら病室移動やらとんとん拍子で物事が進み息子が手術を決めてから1時間たたずに手術となった

病衣に着替えて車いすに乗せられ男性と女性の看護師と気さくに会話しながら一緒に手術室前まで行き

ワタシ

頑張るんだよ！

と見送った

”無事手術が成功しますように”と祈りながら入院病棟の談話室で待つこと1時間30分

手術室に連れてってくれた男性と女性の看護師と全身麻酔で意識もうろうとしている息子が入院病棟に帰ってきた

ワタシ

頑張ったね！

これでもう苦痛から解放だね！

あとは看護師さんのいうこときくんだよ！

と話しかけ看護師と笑ったりなんかして

その後 看護師にお礼をいい息子は病室へ運ばれていった

なんだか意識もうろうとしている息子を見て涙がでてきた「よく頑張ったなぁ・・・」と

虫垂炎の手術なんて医者からしたら大手術でもなく”今すぐ取っちゃいますか”レベルの手術なんだろうが 手術をしたことがないワタシからしたら”手術”だなんておおごとなことだった

ましてや自分の子供が手術だなんてホント心が痛かった

そうこうしてるうちに「執刀医からの説明がありますこちらへどうぞ」と個室に案内されて さっきの男性看護師は”医者だった”と知った

大きな病院なので診察室に呼ばれるたびに医者が代わるし 見ため若かったもんで医者とは知らずめっちゃ気さくにふざけたくらいにして話しかけていた(笑)

息子も手術するまでずっと看護師だと思っていたらしい

息子は意識もうろうとしているとき「充電器もってきてちょうだい・・・」とスマホの電池切れを訴えていたが

できれば「えめたんダマされるな 彼は医者だ・・・」と言ってほしかった

医者によると 手術は腹腔鏡手術でへそのところを一か所だけ切腹し 炎症も広がっていなかったため安心してくださいとのこと

ホっ・・・ とした

ホルモンみたいな数センチの虫垂も見せてくれ

「それと修学旅行にも痛みはあると思いますが心配なく行けると思います」

と言ってくれた

手術室でも緊張をほぐすためかキャンセル一択の息子に「修学旅行はどこ行くの？」とか話を盛り上げてくれたみたいで罪悪感ハンパなかったといっていた息子

ほんと病院のみなさんありがとうございますです

今回急遽手術になり目まぐるしい一日を過ごしたが息子の知られざる一面を知ることができた

それは「男らしさ」だった

手術を決めるときも

手術室へ向かうときも

いっさい！動じず弱音も吐かないし不安も見せずドンと構えていた

肝がすわっていてなんて男らしいんだ！と感心した！！

虫がいると”キャーキャー”騒ぐ息子だが最近見た男の中でイチバン男らしかった！

息子の中の男をみれて惚れたぜ息子！！

でもなぁ…修学旅行に使うスーツケースをオイルヒーターと間違って持っていってほしくて設置しといたのに

叶わなくて残念・・・

運転免許のないワタシと息子を病院まで乗せてってくれた姉御＆常に心配してくれるみなさんありがとうございました！✨

追記

息子の担任の先生に”本人が術後の痛みで不安なため修学旅行をキャンセルしたい”というむねを伝えるとどうしてもクラス全員で行きたい先生がネバって息子を説得したが

息子のビクともしない確固たる意志が届き学年会議でキャンセルが決定した

したがって修学旅行のために積立てをしていた息子は虫垂炎の手術のために積立てをしていたことになる(笑)

ありがとうございました